f丸の生態・デイリー

よく本を読んだり、たらたらかんがえごとをしている人のブログです。

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最近の読書。ダイジェスト!!GWも終わったよ☆純文学編
200705151343000.jpg

またまた久しぶりの更新でございます☆
前回の日記のおぞましいほどのTBの数に脅えを感じつつも、
最近の読書をまたまたダイジェスト!!
なかなかに内容の濃い自分好みの作品が多い素敵なGWでしたよ♪

☆きみのためのバラ 池澤夏樹
個人的に今月の一押し!!もともと池澤夏樹は大好きなので、点がかなり
甘くなってしまうことを差し置いても、やはりとても素晴らしい短編集で
あることには何のかわりもありません。

美しくて正確で透明感を持った文体もさることながら、何よりも素晴らしいのが
すべての物語に共通して描かれている「別れ」のかっこよさ!!
「別れ」を描いているのにも関わらず、まったく湿っぽさがなく、それでいて
その「別れ」が「関係者すべてが納得のいく爽やかで後腐れがないのにとても大切
な別れ」であること。
そんな密度の濃い別れを未練とか諦念にすり替えることなく、短い短編集の
中で丁寧に描くクール&ビューティのかっこよさ☆
「歴史」とか「言い伝え」とか「過去」を巧く使いつつも、それに対しての距離感の
取り方がさばさばしているからこそなりえた快作でしょう♪

☆めぐらし屋 堀江敏幸
池澤夏樹と同じベクトルの「丁寧で正確な日本語で人間を細やかに描写する
純文学」路線。大好きですよ☆こういうの!!
昭和チックなノスタルジーを匂わせながらも、日本語をすごく大切にしている
登場人物たちが物語り全体を通した淡い雰囲気を壊すことなく、それでいて話しを
展開させていきます。
うまく言えませんが、堀江敏幸の小説は色も音もない世界、そんな世界の中で
突然に浮かびだす淡い色彩とかすかな音、辛くもないけど甘くもない、日々の暮らしとは
こういうものだと伝えたいと思うのです。

☆ダーティワーク 糸山秋子
純文学とエンタメの匙加減が今回も絶妙な糸山秋子。「ダーティワーク」は
連作短編となっているため、一人称と三人称が絡み合うところ、主人公が
他の作品のサブキャラとして出てくるところ、そのため登場人物が増えすぎる
ところ、など読みにくいマイナスポイントはけっこう出てくるものの、この
作品もテンポがよく楽しんで読める作品でした。

「ダーティワーク」というタイトルの通りに「治るみこみのない病気」など
全体的に暗くて救いの薄いモチーフを取り扱っているのに、そんななかで
クローズアップする場所を変えて、また作品ごとのピリオドを打つ点を
工夫して「希望の持てる」印象に終わらせていて読後感がよくてとてもいいです☆

新しい挑戦ととっつきやすさ、糸山秋子は自分にどんな作品が求められていて
どんなふうに表現できるのかというのまでよく分かっておられるんだろうなぁと
感じました。

☆ピアニシモ・ピアニシモ 辻仁成
最近、個人的になんとなくあまり楽しめない辻仁成の作品ですが、あの「ピアニシモ」
の続編ときたら読まないわけにはいかないでしょう!!
「トオル」と「ヒカル」が戻ってきたんですよ♪でも「ピアニシモ」ももう細かい
所までは覚えていないや・・・なんか自分の分身みたいな男の子と自殺の瞬間とか
を見たがる話だったよね??また読み直してみます。

まぁ続編なんだから当たり前なんですが、そんな分りにくい設定をスムーズに
しみこんだまま話しを展開させて、辻作品では久しぶりに楽しめました。
ものすごく無機質で退廃的な中学校を舞台にしていて、「見えるもの」のなかに
「見えないもの」が唐突に混ざっていくのも、ほとんど説明がないのに強引さ
が感じられなかったです。
無機質で退廃的で強引で不親切で心が荒むようで、テーマもモチーフも文章も展開も
すべてが「そこそこマイナス」なのですが、物語り全体がすべて「そこそこマイナス」
なので逆に調和が取れていますね。
「灰色」という作品全部を通したキーワード、そのまんまの作品に仕上がっていると
感じました。もちろんいい意味でですよ!!

☆ハイドラ 金原ひとみ 
バイオレンス系まっしぐらの金原ひとみですが、今回は主人公の「無茶食いして
わざと吐きまくる」描写があまり多くないのに印象に残る。この「食べて吐く」という
動作はなによりも不健康な雰囲気を読み手に与えますな。かなり重度の精神への
ダメージが感じられます。
今回の小説は「自分が認められたい欲求」が全面的に押し出された小説だと
思うのですが、個人的にはもう少しページ数があったほうが・・と
あと、文章も少し粗い印象を受けました。

☆臍の緒は妙薬 河野多恵子
なぜか金井美恵子と勘違いしていました。戦争の頃の短い話でした。
すみません。それしか感じませんでした。本当に申し訳ございません。
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- | 2007/05/16 2:37 AM
渋谷駅乗降客数についての情報のご案内です
渋谷駅乗降客数案内 | 2007/05/16 11:06 AM
純文学純文学(じゅんぶんがく)とは、大衆小説、あるいは小説一般に対して、商業性よりも芸術性・形式に重きを置いた小説の総称である。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History License:G
小説耽読倶楽部 | 2007/07/28 6:33 AM