f丸の生態・デイリー

よく本を読んだり、たらたらかんがえごとをしている人のブログです。

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真鶴 川上弘美
真鶴
真鶴
川上 弘美

川上弘美の新作です。
相変わらずの穏やかで起伏の少ない展開・文章で独特な世界観を
創り上げております。

柔らかく読みやすそうな文体のわりに、明確にキャラクターを描き出さないの
で、思いのほか読みにくい印象を与えるかもしれませんが、それも川上
作品の魅力のうちでしょう。

小説の内容は失踪した旦那とその妻、娘、母の話ですが、そんなことに
囚われていたらこの小説のおいしいところは見失ってしまうはずです。

個人的な読み方になりますが、この小説は「変わりゆくもの」を表現した
小説だと思います。

自分と同じものから違う存在へと変わっていく、「母と娘」
行方不明者から死者へとかわってしまう「失踪した旦那」

もっとも特徴的なのは文章全体の句読点の多さです。特に「主人公と
娘の百」のシーンで多いようですが、連続する動作や感情を細切れにすること
で、主観の動きを表現していると思いました。

たとえば「東から、西へと、通り、過ぎていく」(本文にこんな文章はない
ですが)と表すことで、どこまでが東でどこまでが西なのか、またそれが人に
よって異なることをやんわりと表していると思うのです。

ひらがなが多い表現もそれの一環だと思います。そうすることで一つの言葉の
受け幅を広げているはずです。

水が湯へと変化していっても、どこまでが水でどこからがお湯なのか
なんて、決められないように、柔らかな文章で「変わりゆくものたち
の境界線の多様さが無限にあること」を表現しきった奥行きのある作品
だと感じました。

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- | 12:58 | - | -
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挨拶文・・挨拶文の基本や参考例をどうぞ | 2006/11/22 6:31 PM