f丸の生態・デイリー

よく本を読んだり、たらたらかんがえごとをしている人のブログです。

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独白するユニバーサル横メルカトル 平山夢明
独白するユニバーサル横メルカトル
独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明
こーれーはー、久しぶりにむちゃくちゃいい本を読みましたわー!!!
カテゴリーとしては不条理なホラーSF(ちっともカテゴリーとしてまとまって
いないorz)となるのでしょうが、純文学的なテイストまで含む広がりのある内容。

毒毒しくて、えげつなくて、救いはなくて、気持ちも悪くて、シュールで分り
にくい。カルトなホラー映画を無理やり絵本にしたらこんな作品になるのかな?
というような作品。我ながら、このたとえすごいな。客観的に見ると、
ものすごく分りにくい。けれども、たぶん読んだ方のほとんどがこのたとえで納得
してくれそうな気がしてしまう。

短編集なので、細かい内容には触れませんが、一貫して描かれているのは「不条理
な暴力の世界から違う世界へと脱出する人」という図式。
しかも、うまいことに、この短編集、順番に読んでいくと、脱出しようとする人が
少しづつ、遠くまで逃げられているのが、またうまい。

最初の「ニコチンと〜」では脱出を決意するも志半ばで倒れてしまうのにたいし
て、「Ωの聖餐」からはだんだんと脱出できているし。

ブラックでシュールで不親切なくらいに説明が少ないこの作品の「不条理な世界」
=「現在の人間世界」、「脱出しようとする人々」=「現在の人間の問題点に
気がついて、逃げ出した存在」と捉えて、「人間とは不条理な悪意を持ったもの
で、それに囲まれている一様な価値観の世の中への警鐘」と考えるのも間違いで
はないのかもしれない。たぶん、短編集全部に意味を求めるとしたらそうなるのだと
思う。

でも、それでも、このはっきりとしたオチを求めない構成、暗くて痛々しい描写は
それだけで、強いオリジナリティと「目を背けたいのに見ずに入られない」
フリークスのような強い存在感を持って、読むものを不安にさせる。
それだけでも十分な魅力を備えた小説なのです。

乙一、江戸川乱歩、夢野久作、舞城王太郎、このラインが大好きならば、確実に
おススメです!!



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状態レンタル落ち中古ビデオメーカーファイブウェイズ公開・放映情報1987年45分スタッフ監督:石井てるよしキャスト出演:伊藤真美/和田香織/大田裕子/蛭子能収/真夏ゆかりほか情報テレビドラマ「眠れる森」などを手掛けた脚本家・野沢尚によるスプラッターホラー!タレ
ホラー・SFの厳選紹介 | 2007/07/25 2:04 PM