f丸の生態・デイリー

よく本を読んだり、たらたらかんがえごとをしている人のブログです。

基本的に毎日更新しています。
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECOMMEND
RECOMMEND
大映テレビ主題歌〜TBS編〜
大映テレビ主題歌〜TBS編〜 (JUGEMレビュー »)
テレビ主題歌, 高田みづえ, 麻倉未稀, MIE, 東京JAP
やっぱりレンタルすべきでしょうか?うーん、迷い中!!
SPONSORED LINKS
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -
ザーヒル パウロ コエーリョ
ザーヒル
ザーヒル
パウロ コエーリョ
さすがパウロコエーリョ!抽象的な概念、形而上学の世界を描かせたら
右に出る者はなかなかいません!

読みにくさ、歯ごたえ、堅苦しさ、分からないような分かったような
気分になるところ、なかなか日本の作家ではいない存在感とオリジナリ
ティが炸裂しております。

パウロコエーリョに特有なのは、人間たちの一般的な俗世間的な悩み
から離れた、超人的な存在を主人公に据えて、その場所からけっこう
何様のつもりとも思わせるような視点で話しをつむぎだしてくるところ
です。

わりと日本でも一般受けした「ベロニカは死ぬことにした」でも、
そういう高飛車視点がありましたが、今回も「別れた妻」というよく
出てくる登場人物?のみに目をとらわれていると、話の主題を何一つ
把握できないままで終わってしまいます。
別れた妻とのホレタハレタ、モトサヤ、慰謝料、なんかの泥臭い話
ではないのです。

正直な感想を言ってしまいますと、こうして今、自分が読み終わって
感想を書こうとしても、絶対に主題の半分も理解できていないです。
「ザーヒル」というものの分かりにくい観念もそうですし、話の筋
もどこが中心なのかうまく読み取れないままでした。

けれども、そんな自分のつたない読解のなかでも、この小説から感じ
たものは「翻弄とそれへの対処」でした。

自分なんかが言うのはおこがましいのですが、「安定と変化」の狭間で
ときたま襲ってくる今までの「安定」を崩してまででも従いたくなる
魅力のある「翻弄」。
それに対して、どうやって距離をうまく保って付き合えるか、それが
全編を通しての流れだったと思います。

以前に読んだ「11分間」だと、そんな哲学的要素よりも「なんかいやら
しい小説」という印象が強かったのですが、今回はそういったねちねち
した均衡状態の過ごし方の緊迫感がずっと途切れることなく続いていき
ました。

読んで面白いような本ではやはりありません。けれども、この
オリジナルな雰囲気を物見遊山的感覚で試してみるのも悪くない
はずです。本当にそれだけのオリジナリティはあります。
スポンサーサイト
- | 00:34 | - | -
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://f-maru-a-go-g.jugem.jp/trackback/683